2012年5月26日土曜日

小樽

昨日と今日、お休みをもらって北海道の小樽に行ってきました
小樽の堺町
ここは現在小樽で最も観光客でにぎわうお土産ストリートとか…
北海道展の常連ルタオさん、この堺町に5店舗を展開
砂川が本店の北菓楼さん
大勢のお客様でにぎわっていました
そして帯広が本店
全国的な知名度を誇る六花亭さん
商品のラインナップやスタッフのホスピタリティの高さに老舗の強さを再認識しました

実は今回の小樽訪問は
昨年10月、天国に旅立った父の故郷を訪ねるため…
銀行員だった父は定年退職後、出向先の会社に70歳まで在籍したあと
昨年87歳までベルグの4月の経理を担当してくれていました
亡くなる1カ月前まで生涯現役をつらぬいて**

父は成人するまですごした小樽に格別の思いがあったようで
毎年10月20日前後に1週間ほど訪れ、滞在するのをなによりの楽しみとしていました
一度だけほんの数時間同行したことがありますが、ほとんどが一人旅
いったいどんな時間を過ごしていたのか…
まだお元気な同級生の方からいろいろなお話をうかがうことができました
父の生家は冒頭の堺町だったと

ご存じのかたも多いと思いますがかつて小樽は北のウォール街といわれていたそう
海運業で北海道一のにぎわいをみせていた色内町付近には
大正末期から昭和初期に建てられた石造りの銀行の建物がそのまま残ってます
ここは70年前、父が銀行マンとしてスタートをきった旧第一銀行(現みずほ銀行)の小樽支店
現在は服飾関係の会社としていまだ現役
他にもこの一角には旧北海道銀行本店、旧三井銀行、旧三菱銀行、旧北海道拓殖銀行など
昭和初期、時間がそのままとまってしまったかのような街並みが保管されています
そして人と人とのつながりを大切に、義理人情がいまだに生きている街
親戚もいないこの街に、毎年のように訪れていた父の気持が少しわかったような貴重な旅でした

0 件のコメント:

コメントを投稿